GibsonJ-160E *1963

ビートルズのジョン・レノン、ジョージ・ハリスン等の使用で人気のあるJ-160E。

こちらは1963年製、ジョンレノンが2本目に入手した1964年製と同じツーリングのサウンドホールロゼッタです。

 

トップ材は合板のシトカスプルースでラダーブレイシング仕様、サイド＆バック材はマホガニー単板、ハカランダ指板&ブリッジ、628mmスケール、約42mmナット、クルーソンデラックスシングルラインふたこぶペグ、弦高調整可能なアジャスタブル・ブリッジ、セラミックサドル、P-90ピックアップ。

 

合板トップのラダー仕様とあり独特のガランとした響きが特徴的です。

合板ながらよく鳴っておりフラットピッキングでの鳴りは軽快で明るくコードの粒立ちが感じられるヴィンテージらしい乾いた音色。

一般的なアコースティックとは一線を画したユニークな音色は一度ハマると抜け出せない魅力があります。

P-90の暖かみのあるラインサウンドはパッシブ方式の為生来のノイズはありますがビートルズの数々の名曲を彷彿とさせるファンにはたまらないリバプールサウンドです。

 

年代相応にウェザーチェックがありますがノークラック。ブリッジプレートには補強目的で長方形の木材が追加で上から重ねて貼られております。

電装系はポットデイトがくすみにより確認できませんが経年具合から相当の年数が経過しているように見受けられ、オリジナルであると思われます。アース処理はされていません。

ブリッジピン、ナットは交換済みです。ネックヒールにストラップピンが取り付けられています。

フレットは一度すり合わせされており、ピックガードは経年による収縮で少し浮いて来ており一部木地が見えます。

ネックはほぼストレート、弦高は6弦で2.5ｍｍ/1弦で1.7ｍｍほど。ロッドの余裕もまだございますがアジャスタブルサドルによる調整も可能です。

 

オリジナル度も高く、鳴りも良いグッドコンディション。コレクションとしても価値の高い1本です。

 

ロゴが消えていますが、70年代と思われるギブソンハードケースが付属します。

 

 

トップ：スプルース

サイド＆バック：マホガニー

ネック：マホガニー

指板：ハカランダ

ブリッジ：ハカランダ

ナット幅：42mm

スケール：628mm

ピックアップ：P-90

ケース：ハードケース