GrevenThe Dreadnought Cutaway 12F-Joint

ジョン・グレーベン（John Greven）は、アメリカのオレゴン州ポートランドを拠点に活動する世界的にも非常に著名なアコースティックギター製作家の一人。グレーベン氏の製作するギターはミュージシャンとコレクターのどちらからにも高く評価されており、市場でも非常に高い評価を得ております。

 

本器はジョン・グレーベン氏が作製した、珍しい12Fジョイントスタイルのドレッドノート・カッタウェイ。非常に美しい杢目のマダガスカルローズウッド材がサイドバックに使用されたモデルで、まだまだ使用感も薄いコンディション良好な恐らく2000年代の製作となるUSED品です。

 

トップ材はスプルースの単板、サイド&バック材はマダガスカルローズウッドの単板、マホガニー材ネック、エボニー材ブリッジ&指板、TOR-TISピックガード、約645mmスケール、約44.5mmナット幅、Gotohペグの仕様です。

 

12FのDスタイルと少し特徴的なモデルではありますが、驚くほどサウンドバランスが良く扱いやすい1本に仕上がっております。豊かでどっぷりとしたローエンドながら回り過ぎず程度良くタイトにまとまっており、中域からプレーン弦にかけてのサウンドの押し出しが非常に反応良くしっかりと前に出ますので、フィンガースタイルの演奏にバッチリはまります。テンション感も優しく、演奏性も良いモデルです。

 

状態としては使用感も薄く、トップ側に幾つか小傷はありますがまだまだ綺麗な状態が保たれております。ネックはストレートで調整。弦高12Fで6弦側約2.2mm、1弦側約1.5mmのローアングルセッティング。サドルの高さは十分あり、6弦側約3.0mm、1弦側約2.0mmです。フレットはプレーン弦下ローフレット付近で若干減りが確認できますが問題なく、残9割ほどとなります。また、ハードケースにはサインが入っております。

 

12Fジョイント特有の音色が何とも気持ち良いオススメの1本。

 

 

トップ材：スプルース単板

サイド&バック材：マダガスカルローズウッド単板

ネック材：マホガニー

指板：エボニー

ブリッジ：エボニー

スケール：約645mm

ナット幅：約44.45mm

ペグ：Gotoh

ケース：ハードケース